![]() |
[ 新規投稿 ] [ 新着順一括表示 ] [ 新着順タイトル表示 ] [ ツリー表示 ] |
[01942]花びらの封入 |
![]() ![]() |
投稿者:アメージング 熊崎<resin@net-amazing.com> 投稿日時:2018/06/23 17:15:02 リンク:アメージングに戻る イメージされているレジン作品をお作りになる場合 いくつかのむずかしい問題がありますね。 まず1つめが固める大きさの問題。 > 6.5cm×6.5cmの立方体 この大きさにエポキシレジンを固めようとしますと 化学反応が亢進して、発熱して急激に硬化がはじまり 場合によりましては焦げてしまうことがあります。 大きめな成型物の場合、何層かに分けて流し入れて固める方法になりますが > レジン注入→封入物を配置→レジン注入の方法だと光の屈折に差異が出てきてしまう気がするのですが おっしゃるとおり、その層の境目が筋となってわかってしまいます。 レジンフラワーテキストではそうした場合の流し入れ方を解説していますが もし流し入れることができたとしましても、別の問題が出てきます。 2つめの問題は、エポキシレジンは硬化に時間がかかりますから 硬化するまでの間に花びらが浮いてしまうおそれがある、という点です。 仮に浮き上がってこないとしましても、3つめの問題がおきます。 エポキシレジンは硬化時に反応熱によって液がゆっくりと回流しますから いい感じにレジンの中に花びらを配置できたとしましても 徐々にその位置が動いてしまうことが考えられます。 それらを完全にクリアする方法はちょっとないと思いますが 可能性としまして、次のようにされてみるといいかもしれません。 今の時期は気温がだいぶ高くなってきていますから 室内を冷房で冷やしておいて、扇風機を用意します。 レジンを流し入れながら、気泡がつかないように花びらを沈めます。 レジンを流し入れては花びらを沈め、という工程をくり返して 花の位置を整えながら、だいたいイメージに近い状態になるように 花びらを配置して、型の口をラップでおおって輪ゴムで止めて 扇風機で風を当てて反応熱を冷まします。 (ラップでおおうのはほこりがかからないようにするため) 1時間くらい風を当て続けてから、さわってみて冷えていたら 「冷凍庫」に入れて凍らせます。 1日経ったら冷凍庫から取り出して冷暗所で解凍し そのまま硬化させます。 最終的な花びらの散り方は運に任せる(^^;) この方法が成功に一番近いやり方だと思いますが 私自身は実際にやったことはありませんので うまくいくかどうかはわからないですね。 冷凍庫に入れずに扇風機で風を24時間当て続ける という方法でもあるいは大丈夫かもしれません。 成型する大きさが一番のネックになりますね。 4cm×4cmくらいでしたらもう少し簡単なんですが 大きな成型の場合は、反応熱をコントロールする必要があります。 そこがむずかしいですね。 (PC等)
|